日本の桜

 

滋賀県東近江市 永源寺発祥の永源寺桜

(滋賀県大津市 柳ヶ崎湖畔公園)

永源寺地区から一時姿を消し、地域の方達のご尽力により復活した桜

 

 日本の桜の本を作ることは、書籍  The Japanese Botanical Illustration Ver.Omi Jingu を出版した時に、世界平和を願い愛媛県の高岡正明氏によって、30年かけて育種された桜『陽光(ヨウコウ)』を、近江神宮の参道で見上げながら描いた時から、伝わっていたメッセージでした。

 

そんな声に導かれて、書籍 大津京の桜~咲麗を辿って歴史と文化に出会う街 を製作した時に、日本の桜の現状について知ることになります。

 

 

書籍 The Japanese Botanical Illustration Ver.Omi Jingu

(発行アトリエKuni house)

 

 

書籍 大津京の桜~咲麗を辿って歴史と文化に出会う街~

(発行アトリエKuni house)

 

  日本の桜前線の目安とされる染井吉野(ソメイヨシノ)は、公益財団法人日本花の会では、様々な理由より平成17年度より苗木の配布を中止され、新たに『神代曙(ジンダイアケボノ)』という桜が、染井吉野の代わりとして植樹されて行っていました。

 

 神大曙は、染井吉野を親に持ち、曙(アケボノ)という名前でアメリカに渡り、再度日本に帰ってきたところ、曙とは違う花を咲かせることから、新しい種類と認定された桜です。東京都立神代植物公園にて発見されたことから、この名前が付きました。

 

 

神代曙の原木

(東京都立神代植物公園)

 染井吉野が日本から消えてしまう?

 

確かに大津京の桜をスケッチして回った時には、いずこの地の桜も古木化が深刻でした。特に染井吉野は人の手によって作られた園芸品種の為、桜の中でも寿命がそれほど長くありません。染井吉野だけでなく、他の桜の事も心配になってきました。

 

 

日吉大社を発祥とする日吉桜

(滋賀県大津市 比叡山坂本参道)

日吉大社境内や地区から絶滅し、地域の方達のご尽力により故郷の桜として復活

 

 

桜と月を愛した歌人、西行法師の詠んだ日吉桜の和歌

 

そこで日本の宝である桜を未来へつないでいく為に、桜の今を知りお伝えして行く事にしました。

 

 桜の花期は春のみの為、書籍を完成するには時間がかかると思いますが、日本に300から400種類あるという桜について、見つめ描きながら学んで行きますので、よろしかったらお付き合いください。

 

 

 

ヘレンケラーの植樹された桜の孫桜(八重枝垂れ桜)

(滋賀県大津市 柳ヶ崎湖畔公園)

日本の桜ボタニカルアート

 

古来より日本の占いに使われた上溝桜(うわみずざくら)

(滋賀県大津市圓満院)

 

 

琵琶湖疎水沿いの染井吉野

(滋賀県大津市 三井寺付近)

 

 

曾祖母100歳記念に植樹依頼された里桜『長寿の桜』

(岐阜県飛騨市 神岡振興事務所)

 

 2021年の春、曾祖母の100歳を記念して植樹した桜に会いに行ってきました。約20年ぶりにどんな桜だったのかと楽しみに伺うとそれは、真っ白な美しい里桜でした。その時に曾祖母の故郷の名前が付いた『神岡桜』という名称の桜もあることを知りましたが、残念ながら手掛かりがなく、見つけることが出来ませんでした。書籍 日本の桜を製作する旅で、その桜も探したいと願っています。

 

 

世界平和の桜 陽光(ヨウコウ)

(滋賀県大津市 近江神宮)

 

 

2021年の春に開催した大津京桜街歩き

読売新聞しが県民情報より