今日の桜『カギロヒ』は京都府立植物園の園内山林に栽培していたヤマザクラから
2019年に発見された京都府立植物園オリジナル品種です。
花びらに紅色の絞り模様が入ります。
園内の温室の正面むかって右側の桜林にこの桜が植樹されています。
名前の由来は万葉集の柿本人麻呂の和歌「東の野にかぎろひの立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ」
にちなむのではと思われます。
ゆらゆらと立ち上がる朝焼けをイメージする陽炎のような桜です。
かぎろひ(かぎろい)とは、夜明け前の東の空が薄赤色や茜色に染まる光の現象で
陽炎の意味を持つ古語です。
特に厳冬のよく晴れた日の出の約1時間前に現れる、荘厳な朝焼けを指すことで知られているそうです。
桜の名前には古文の言葉が使われることがあります。
音から感じる日本語の響き
今年の春から百人一首の音読サロンを開催したおかげでより心にしみています。

